「人前で話すのが得意ではない」「レクリエーションの企画を考えるのが苦手だから、介護職には向かないのでは」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
レクリエーションが苦手でも、介護職を目指すことは可能です。介護職の仕事には、生活支援、身体介助、記録、チーム連携など幅広い役割があり、レクリエーションの頻度や担当の決め方も施設によって異なります。苦手な理由を具体的にし、レクの体制や準備の時間を確認することで、自分に合う職場を選びやすくなります。
この記事の要点
- レクリエーションは介護職の業務の一つですが、すべてを一人で担うとは限りません。
- 苦手意識は「人前で進行する」「企画を考える」「利用者の反応に合わせる」などに分けて整理できます。
- 求人票や面談では、実施頻度、担当制、準備時間、研修・引き継ぎ、安全配慮を確認しましょう。
- 傾聴、観察、記録、チーム連携など、自分の強みを活かせる役割も介護の仕事にはあります。
介護職でレクリエーションが苦手でも大丈夫?
レクリエーションが苦手だからといって、介護職に向いていないとは一概にいえません。介護職には、食事・入浴・排泄などの日常生活の支援、介護記録、利用者やご家族とのコミュニケーション、多職種との連携など、さまざまな役割があります。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」でも、施設介護員の仕事として、利用者の生活を支えることに加え、本人の能力や気力を引き出す働きかけ、レクリエーションの計画・実行、記録、看護師等との連携が挙げられています。つまり、レクリエーションは仕事の一部ではあるものの、介護職の役割のすべてではありません。施設介護員の職業情報(job tag)
レクリエーションの比重、内容、担当制、準備に使える時間は、施設種別や利用者の状況、職場の方針で異なります。応募前に、どのような体制で実施しているかを確認しましょう。

介護職におけるレクリエーションの役割
レクリエーションは、利用者が人と関わったり、楽しみを持ったりするための活動の一つです。介護職は、利用者の状態や希望に配慮しながら、活動の準備、声かけ、見守り、記録などに関わることがあります。
ただし、どのような活動を行うか、誰が進行するか、参加をどのように支援するかは職場ごとに異なります。「盛り上げ役を一人で担う仕事」と決めつけず、実際の業務内容と分担を確かめることが大切です。
| 関わり方の例 | 具体的な内容 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 企画・準備 | 季節行事や日常的な活動の内容を考え、必要な物を準備する | 企画担当の決め方、準備時間、既存プログラムの有無 |
| 進行・声かけ | 活動の説明、参加の呼びかけ、時間管理を行う | 一人で進行する頻度、複数名で担当するか |
| 見守り・補助 | 利用者の様子を見ながら、安全に参加できるよう支援する | 利用者の状態に応じた配慮、職員配置、相談先 |
| 記録・共有 | 活動時の様子を記録し、必要に応じてチーム内で共有する | 記録方法、共有のタイミング、引き継ぎ方法 |
利用者の状態への配慮や安全確保は、レクリエーションを含む介護業務で大切な視点です。自分だけで判断せず、施設の手順や先輩職員の助言に沿って進められる体制があるかを確認しましょう。
苦手と感じやすい3つの場面と準備
「レクが苦手」という気持ちの背景には、いくつか異なる悩みがあります。苦手な場面を言葉にできると、準備できることや、職場に確認したいことが見つかりやすくなります。
人前で進行することが不安な場合
大勢の前で話すことに緊張する場合は、いきなり司会進行を一人で担うのではなく、物品の準備、個別の声かけ、見守りなどから関わる方法があります。活動の流れや声かけの例を事前に確認し、短い役割から経験を重ねるとよいでしょう。
企画を考えることが負担な場合
毎回新しい内容を考えなければならないと感じると負担が大きくなります。職場に既存のプログラム、過去の企画例、担当者間で共有する資料があるかを確認しましょう。自分で抱え込まず、先輩職員やチームで相談することが大切です。
利用者の反応に合わせることが難しい場合
参加の様子や反応は利用者によって異なります。無理に参加を促すのではなく、職場で共有されている支援方針や、安全上の注意点を確認しながら、状況に合わせて関わることが大切です。判断に迷うときに相談できる職員がいるかも、働きやすさにつながります。

レクの負担を確認するために、求人票・面談で聞きたい5つのこと
- 実施頻度:日常的な活動と季節行事は、それぞれどの程度ありますか。
- 担当の決め方:担当制ですか。チームで分担しますか。
- 準備時間:企画・準備は勤務時間内にどのように行いますか。
- 研修・引き継ぎ:未経験の活動に関する説明や、過去の企画例はありますか。
- 利用者への配慮:活動時の安全面や、参加が難しい利用者への対応はどのように共有されていますか。
求人票にレクリエーションの詳細が書かれていない場合もあります。面談や職場見学では、「業務を具体的にイメージしたい」という目的で、実施体制と役割分担を確認してみましょう。

自分の強みを活かせる職場を選ぶポイント
介護職では、明るく進行する力だけでなく、利用者の話を丁寧に聴く力、小さな変化に気づく観察力、記録を正確に行う力、チームで連携する力も役立ちます。レクリエーションに苦手意識がある場合は、「何が苦手か」だけでなく、「どのような関わり方なら力を発揮しやすいか」も整理してみましょう。
施設種別によって、1日の流れやレクリエーションの比重は異なります。施設の特徴と働き方を比較したい方は、介護施設で働くならどこがいい?施設別の特徴・向いている人・求人選びのコツも参考にしてください。
自分の希望する業務の範囲や働き方を整理したうえで、介護職のお仕事相談で、勤務時間や就業場所などの条件を伝えながら求人を検討することもできます。
よくある質問
レクリエーションが苦手だと介護職には向いていませんか?
一概にはいえません。介護職の業務は幅広く、レクリエーションの比重や分担も職場によって異なります。苦手な理由と希望する働き方を整理して確認しましょう。
レクリエーションは介護職が必ず一人で進行しますか?
必ずしも一人で担うとは限りません。担当制、チーム制、外部講師の活用など、実施体制は施設によって異なります。
人前で話すのが苦手でも準備できることはありますか?
進行の流れを事前に確認する、短い声かけから担当する、先輩と役割を分けるなどの方法があります。無理のない範囲で相談しましょう。
面談ではレクリエーションについて何を聞けばよいですか?
実施頻度、担当の決め方、準備時間、研修・引き継ぎ、利用者の状態に応じた安全配慮を確認するとよいでしょう。
関連リンク
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- 介護士に向いてる人診断|5問でわかるあなたの強みと働き方
- レクリエーション介護士とは?仕事内容や資格の取り方など
- 介護士のお仕事|株式会社ブレイブ
- 施設介護員の職業情報|厚生労働省 job tag
まとめ
レクリエーションが苦手でも、介護職を目指すことは可能です。介護職の仕事には幅広い役割があり、レクリエーションの頻度や担当の決め方も職場によって異なります。
「進行が苦手」「企画が負担」「利用者への対応に不安がある」など、苦手な理由を具体的にしてみましょう。そのうえで、実施頻度、分担、準備時間、研修・相談体制を確認し、自分の強みを活かせる職場を探すことが大切です。
執筆・監修
ブレイブ コラム編集室
本記事は、医療・福祉業界に特化した人材派遣・紹介サービスを提供する「株式会社ブレイブ」のコラム編集室が執筆・監修しています。現場のリアルな声と最新の業界動向に基づき、介護士・看護師・保育士の皆様のキャリアアップに役立つ情報をお届けします。
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