高齢者ケアストレスカウンセラーとは? どんな資格が必要?

介護資格・スキルアップ

介護や看護に代表される福祉業界には、さまざまな働き方の選択肢があります。高齢者ケアストレスカウンセラーとして働くこともそのひとつなのですが、さてでは、高齢者ケアストレスカウンセラーとは、具体的にどのような仕事をする職種なのでしょうか。また、高齢者ケラストレスカウンセラーになるためには、資格が必要なのでしょうか。この記事で、わかりやすく解説します。

高齢者ケアストレスカウンセラーとは?

高齢者ケアストレスカウンセラーは、内閣府認可の一般財団法人「職業技能振興会」による認定資格です。この資格を持っている人は、高齢者、もしくはその家族や介護スタッフが抱えるストレスを緩和し、それにより心のケアをする専門家として仕事をすることができます。

ストレス社会ともいわれる昨今。長寿社会とも相まって、若い世代や働く世代のみならず、高齢者も高齢者なりのストレスにさらされています。例えば、これまで当たり前にできた日常動作が身体機能の低下によりできなくなったり、物忘れなど認知機能の不調が起きたり――その年齢になって初めて感じる不調が、ストレスにつながるケースが多いのです。

それだけではありません。自分自身や家族の病気、ついていけない社会の進歩、親しい家族や友人とのお別れなども、ストレスの引き金となります。こうしたストレスは、高齢者本人にとどまらず、介護する家族やスタッフに及ぶこともあります

このように高齢者ケアストレスカウンセラーは、高齢者や関わる人々の心理的負担を軽くするためにカウンセリングを行う専門家として、活躍が期待されると同時に、今後、ますます需要が高まると見込まれています。

高齢者ケアストレスカウンセラーの仕事内容

では、具体的な仕事内容について見ていくことにしましょう。

高齢者ケアストレスカウンセラーの第一の任務は、高齢者ご本人や家族、介護者など、ストレスを抱えている当事者の話にしっかりと耳を傾けることです。一般的には面談というスタイルを取り、45分、60分、90分など一定の時間を決めて実施していきます。

実はカウンセリングでは、アドバイスよりも、相手の話をよく聞いてあげることが重要です。「傾聴」という言葉で言い表されますが、相手の言うことに評価や判断をくださず、もちろんさえぎったりもせず、しっかり耳を傾けることが第一歩。人は、誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちがラクになるものです。まずは、話をきちんと聞くことがカウンセラーの役割といえます。

高齢者ケアストレスカウンセラーの働く場所

elderly care stress counselor 01

次の、どのような場で働くかについて説明します。

高齢者ケアストレスカウンセラーが働く場所は、仕事内容からもわかる通り、介護施設や病院など、高齢者を直接お世話する現場がメインです。そのほか、訪問介護に携わっているのであれば、先方のご自宅が仕事場になることもあります。

ここで押さえておきたいのは、高齢者ケアストレスカウンセラーとしての働き方です。実はこの資格を生かしてカウンセラー専業で働いている人は、あまりいません。多いのは、介護職や看護職として働く人が、スキルアップをしたり、あるいは仕事の幅を広げたりという目的で資格を取得し、日常業務の中に高齢者ケアストレスカウンセラーとしての仕事を織り込んでいくというパターンです。

高齢者ケアストレスカウンセラーとして働きたいと思う場合は、まずは介護や看護の資格を取り、介護業界で働くことを目指すのが近道といっていいでしょう。

高齢者ケアストレスカウンセラーになるための資格取得方法

高齢者ケアストレスカウンセラーは認定資格です。資格取得のための試験を受け、合格すればなることができます。その方法を、次の通りです。

まず、受験するためには、ふたつの要件を満たす必要があります。ひとつは年齢。これは、18歳以上であれば誰でも受けることができます。もうひとつは「ケアストレスカウンセラー」の資格を取得していることです。

「ケアストレスカウンセラー」というのは、高齢者ケアストレスカウンセラーの1ステップ前の資格にあたります。つまり高齢者ケアストレスカウンセラーは、その上級資格ということ。ですが、もしもケアストレスカウンセラーの資格を持たずに高齢者ケアストレスカウンセラーの資格が欲しいという場合は、同時に両方の試験を受けることができます。

ただし、ケアストレスカウンセラーの試験が合格点に達しなかった場合は、高齢者ケアストレスカウンセラーが合格点であっても「合格」ということにはなりません。その点のみ、ご注意ください。

次に試験内容ですが、こちらは、一般財団法人職業技能振興会が監修した公式テキストに記載されていること+一般常識問題となっています。試験時間は60分。コンピューターを使ったCBT形式と呼ばれる方法で、いわゆるWEB受験となります。全国に220を超す会場が用意されているので、自分の都合に合わせて出向いて受験すればOK。試験が終わると、その場で結果の確認をすることもできます。参考までに、合格基準は正答率70%以上です。

合格して資格を取得すると、実地で役立つ研修やスキルアップアドバイスを受けられるなど、サポート体制も万全となっています。

現在、介護や福祉の現場で働いている方、仕事の幅を広げたい方にとって、高齢者ケアストレスカウンセラーは、間違いなく役立つ資格のひとつといっていいでしょう。ご紹介した内容を参考にして、資格取得を目指してみませんか? 受験要件となっているケアストレスカウンセラーの資格を持っていない場合でも、併願してのダブル受験が可能です。ぜひ、チャレンジしてみてください。

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ブレイブ コラム編集室

介護・保育を中心に、「はたらく人」と「支える現場」に役立つ情報をわかりやすく発信しています。 派遣・転職を検討する方が安心して一歩を踏み出せるよう、現場の声や最新動向をもとに実務的なコラムをお届けしています。

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