ママ・パパでも保育士は続けたい! 保育士の時短勤務は可能なの?

保育士

短時間勤務制度は「時短勤務」として知られる制度で、フルタイムで働く正社員や契約社員が出産や介護などの理由でフルタイム勤務が困難な場合に活用することができます。ここでは、保育士の時短勤務についてメリットや注意点を踏まえて詳しく説明します。

保育士は時短での勤務は可能なの?

保育士も基本的にフルタイム勤務の場合は時短勤務の申請が可能です。日本では保育所の増設や共働き世帯の増加により、保育士の人手不足が深刻な問題となっております。結婚・出産・育児などに携わる方がフルタイム勤務を課せられる事情からやむを得ず退職する保育士離れも深刻化しているため、時短勤務によって保育士離れを食い止めようという動きがみられます。

ただし、時短勤務申請にはいくつかの制限があります。子どもの年齢・入社1年未満・日雇い労働である・時短適用ができない合理的な理由がある場合については、時短勤務を申請しても通らないため確認が必要です。また申請条件を満たしている人でも、業務上の都合により申請が認められない場合があるため、上司や雇用主とよく話し合い、制度が活用できないかを確認してください。

保育士が時短勤務で働く際の給料は?

さて、時短勤務で気になるのが給料の額です。いったいどのくらい減ってしまうのでしょうか。

一般的には、それまでの給料から、減らした勤務時間分に相当する金額が引かれて支給されるというパターンが多く見られます。具体的な計算式は、次の通りです。

時短の給料の額=基本給×実労働時間÷所定労働時間

所定労働時間というのは、勤務先が定めている労働時間です。仮に、基本給が20万円、所定労働時間が8時間×20日=160時間だったとしましょう。しかし、時短申請をし、1日当たり2時間短縮の6時間勤務となりました。この場合、実労働時間は6時間×20日=120時間です。

計算式に当てはめると、200000×120÷160=150000

単純計算で、給料は15万円。いきなり基本給が大幅減額ということはありません。

時短で保育士として働くメリット

reduced working hours 01

時短で勤務するメリットとしては、一日のうちに仕事に使う時間が減るため育児や介護などに充てられ、保育士自身が体調を考慮しながら無理なく働くことができます。

時短勤務を申請したことで子どもの送迎や学校行事への参加、家族との時間が作りやすくなった事例も数多く、給与は多少下がるものの「時間の使い方が今まで以上に充実した」という意見もみられます。

時短勤務制度を導入している職場では、時短勤務に切り替えたために福利厚生制度が利用できなくなるといった心配がありません。職場の協力体制も整えられていることが多いので、安心して時短勤務に入れる点も魅力的です。

第一線で働く若い保育士は結婚や育児を仕事と両立しなければなりませんが、それには職場の理解が必要不可欠です。安心して家庭を持ちながら働き続けるためにも、時短勤務は多くの若い人にとって必要な制度といえるでしょう。

時短で保育士として勤務するときに注意したい点

時短で保育士として勤務する際に注意したいポイントをまとめました。

■ タスクを整理し優先順位をつける

時短勤務とは、フルタイムの8時間勤務を原則6時間に短縮できる制度です。2時間の短縮が認められる一方、時間内に仕事をこなさなければなりません。

限られた時間で仕事をこなすには、その日のタスクを書き出して優先順位を確認するようにしましょう。通常の業務のほかに「急を要するもので重要なこと」「急を要するものではないが重要なこと」「急を要するものであるが重要ではないこと」「緊急でも重要でもないこと」に分類し、緊急性が高く重要なタスクからこなしていきます。残業になってしまうと時短勤務の意義がなくなってしまうので、業務の効率化を図るうえでもタスクの整理は非常に重要です。

■ 家族の理解を得る

時短で働く場合、フルタイム勤務の場合と比べて給料が下がってしまうことを覚悟しなければなりません。もしも家族の中に給料が減ることに理解を示してくれない人がいる場合、その人とよく話し合って「なぜ時短勤務にしなければならないのか」「時短勤務にするとどのようなメリットがあるのか」を説明する必要があります。

たとえば、子どもが生まれたばかりの男性保育士が育児に関わろうとして時短勤務を選択したとき、同居する両親にフルタイムを勧められたときには、「育児に携わるため」とはっきり伝えましょう。そのうえで、夫婦で育児に参加することが重要であり子どものためになることや、パートナーが時短勤務にできないので自分が代わって時短で育児を行うといった理由も付加すると理解が得られやすくなります。

■ パートナーと家事・育児の分業を行う

時短勤務中は2時間程度の短縮によって余力ができます。この空いた時間をどのように使うかが、特に注意したい部分です。たとえば、体力を回復するために休憩や睡眠時間に充てる場合でも、時短勤務の本来の目的を押さえたうえで行動することが大切です。

育児中であれば子どもとの時間を増やしたり、育児に関わっているパートナーに代わって家事や炊事を行ったりするなど、家庭に何らかの還元をしていくと時間を有効に活用できるでしょう。

子どもの送迎をしたり、介護のために時間を割かなければならなかったりと、人それぞれ事情は異なります。時短勤務に入った理由を常に念頭に置きつつ、他の家族が手を回せない部分もしっかりと分業で補っていくことが有効に時間を使っていくうえで注意したいポイントです。

申請条件を満たしていれば、フルタイムで働く保育士の多くが時短勤務で一定期間働くことができます。産休明けや育休など、どうしても育児を優先しなければならないときには積極的にこの制度を利用したいところです。

時短勤務可能な保育士の求人情報を探すには

迷いなく時短勤務をするつもりで仕事を探すなら、最初から「時短勤務可」と明記されている求人をピックアップしていきましょう。

例えば「勤務時間は応相談」と書かれていれば時短勤務にも応じてもらえそうに思いますが、実際のところはわかりません。応募して面接までいったものの、双方の考え方に食い違いがあったのでは、徒労に終わってしまいます。

しかし、「時短勤務可」と明記されている求人なら、応募の際に「時短勤務を希望する」と、はっきり伝えることができます。

もし、保育士として融通の利く働き方をしたいなら、派遣保育士として働くという方法もあります。派遣保育士というのは、人材派遣会社に登録して派遣される保育士のこと。つまり、所属は保育園ではなく派遣会社となり、給料も派遣会社から支給されます。

メリットは、先ほどお伝えしたように融通が利くため柔軟な働き方ができることのほか、派遣会社のサポートが得られること、さまざまな職場で経験を積むチャンスがあることなど。ブレイブでは、派遣の保育士のご紹介もしていますので、よろしければご検討ください。

家族の理解や時短中の給料面など、事前に考えなければならないポイントもいくつかありますが、時短にすることで体力と時間を仕事以外の部分に振り分けることができます。育児や介護と仕事を両立させたい人はぜひ時短での働き方を検討してみてはいかがでしょうか。

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