介護職として働く上で、「髪色はどこまで明るくしていいの?」「ロングヘアは切らないとダメ?」と身だしなみについて悩む方は多いのではないでしょうか。
最近は「髪色自由」を掲げる介護施設も増えてきましたが、高齢の利用者様やご家族と接する仕事である以上、最低限の清潔感や安全への配慮は欠かせません。
この記事では、介護現場で許容される髪色のトーン(明るさ)の目安や、安全で好印象な髪型のポイント、長さ別のおすすめヘアスタイルについて詳しく解説します。これから介護職に就く方や、転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
介護職の髪色はどこまでOK?明るさの目安
介護施設によって規定は異なりますが、一般的に「清潔感があり、自然な仕上がり」であれば茶髪でも問題ないとする施設が多くなっています。
OKラインは「7〜10トーン」の茶髪まで
日本ヘアカラー協会が定めるレベルスケール(トーン表)を基準にすると、多くの介護施設で許容されるのは7トーンから10トーン程度までの明るさです。
| トーン(明るさ) | 見た目の印象 | 介護現場での許容度 |
|---|---|---|
| 4〜5トーン | 一般的な黒髪(地毛) | ◎(全く問題なし) |
| 6〜7トーン | 暗めの茶髪(染めていると分かる程度) | ◎(多くの施設で推奨) |
| 8〜10トーン | 明るめの茶髪(光に当たるとかなり明るい) | ◯(施設によっては上限ライン) |
| 11トーン以上 | 金髪に近い明るさ・ブリーチ毛 | △〜×(NGとする施設が多い) |
7トーン程度であれば、染めていることは分かりますが派手さはなく、自然で柔らかい印象を与えます。迷った場合は、まずは7〜8トーン程度の暗めのブラウンから始めるのが無難です。
派手な色やブリーチは避けるのが無難
金髪、赤、緑などの奇抜な原色カラーや、インナーカラー、ハイライトなどは、利用者様やご家族に「怖い」「清潔感がない」といったマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
「髪色自由」と求人に記載されていても、あくまで「常識の範囲内で自由」という意味合いであることが多いため、過度なブリーチや派手な色は避けるのが基本です。

介護士の髪型で気を付けるべき3つのポイント
髪色以上に重要視されるのが「髪型」です。介護現場では、以下の3つのポイントを満たす髪型が求められます。
1. 清潔感(フケや寝癖がないこと)
人の体に直接触れる仕事である以上、清潔感は絶対条件です。寝起きのままのボサボサ髪や、フケが落ちるような状態はNGです。また、香りの強い整髪料は、匂いに敏感な利用者様の気分を悪くさせる恐れがあるため、無香料または微香性のものを選びましょう。
2. 業務の妨げにならない(視界を遮らない)
入浴介助や移乗介助など、介護職は体を大きく動かす場面が多々あります。下を向いた時に前髪やサイドの髪が顔にかかると、視界が遮られて思わぬ事故につながる危険があります。前髪は目にかからない長さに切るか、ピンで留める工夫が必要です。
3. 利用者様に触れない・安全であること
長い髪を下ろしたままにしていると、介助中に利用者様の顔に髪が触れたり、車椅子や介護リフトなどの器具に髪が巻き込まれたりするリスクがあります。また、装飾のついた大きなヘアピンや金属製のクリップは、利用者様の肌を傷つける恐れがあるため、シンプルなヘアゴムを使用するのが鉄則です。

【男女・長さ別】介護職におすすめの髪型
女性:ショートヘア・ボブ
肩にかからない長さのショートヘアやボブは、結ぶ手間がなく、業務中も邪魔になりにくいため介護職に最もおすすめの髪型です。サイドの髪は耳にかけ、落ちてくる場合は目立たないアメピンで留めると、顔周りがすっきりして表情も明るく見えます。
女性:ロングヘア(お団子・シニヨン)
肩より長い髪の場合は、後ろで一つに結ぶ「まとめ髪」が基本です。ポニーテールでも良いですが、毛先が利用者様に触れるのを防ぐため、お団子ヘアやシニヨンネットを使って毛先までコンパクトに収納するスタイルがより安全で衛生的です。
男性:ベリーショート・ツーブロック
男性の場合は、耳周りや襟足がすっきりとした短髪が基本です。ベリーショートや、サイドを短く刈り上げたツーブロックは、清潔感があり好印象を与えます。前髪は目にかからないよう短くカットするか、整髪料で上げる(センター分けなど)ようにしましょう。
面接時の髪色・髪型はどうすべき?
介護施設の面接に向かう際は、実際の業務時よりも少しフォーマルで控えめな身だしなみを意識することが大切です。
髪色は、できれば黒髪か、暗めの茶髪(6〜7トーン程度)に戻しておくのが最も無難です。「髪色自由」の施設であっても、面接官に「清潔感があり、真面目に働いてくれそう」という印象を持ってもらうことが第一優先です。
髪型も、ロングヘアの方は必ず後ろで一つに結び、前髪が目にかからないように整えて面接に臨みましょう。
よくある質問
Q1. 介護職はパーマをかけても大丈夫ですか?
A. ゆるやかなウェーブなどのナチュラルなパーマであれば、許可している施設が多いです。ただし、強すぎるスパイラルパーマなど、カジュアルすぎるスタイルはNGとなる場合があります。髪が広がりやすい場合は、必ず後ろで束ねて清潔感を保つようにしてください。
Q2. シュシュや飾りのついたヘアゴムは使っていいですか?
A. 施設によって規定は異なりますが、飾りが落ちて利用者様が誤飲したり、硬い飾りが当たってケガをさせたりするリスクがあるため、装飾のない黒や茶色のシンプルなヘアゴム(リングゴム)を使用するのが最も安全で確実です。
Q3. 派遣社員の場合、髪色の規定は派遣先と派遣会社のどちらに従いますか?
A. 基本的には、実際に働く「派遣先施設」の規定(就業規則)に従う必要があります。派遣会社に登録する際や、お仕事を紹介してもらうタイミングで「〇トーンの茶髪ですが大丈夫な施設はありますか?」と担当者に確認しておくとスムーズです。
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まとめ
介護職の髪色や髪型は、「清潔感」と「安全性」が最も重要な基準となります。明るさの目安は7〜10トーン程度の茶髪までとし、奇抜な色やブリーチは避けるのが無難です。
また、長い髪は必ず結ぶ、前髪は目にかからないようにするなど、業務の妨げにならず利用者様に不快感を与えないスタイルを心がけましょう。規定は施設ごとに異なるため、就業前や面接時にしっかりと確認することが大切です。
執筆・監修
ブレイブ コラム編集室
本記事は、医療・福祉業界に特化した人材派遣・紹介サービスを提供する「株式会社ブレイブ」のコラム編集室が執筆・監修しています。現場のリアルな声と最新の業界動向に基づき、介護士・看護師・保育士の皆様のキャリアアップに役立つ情報をお届けします。
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