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介護職の基礎知識

デイサービスとは? 仕事内容と必要なスキル

デイサービスとは? 仕事内容と必要なスキル

介護の仕事について調べていて、デイサービスという言葉を知ったという人もいるのではないでしょうか。または家族がデイサービスのお世話になり、それをきっかけにデイサービスの仕事に興味を持ったという人もいるかもしれません。デイサービスとはどのようなサービスで、そこで働く人達はどんな仕事をしているのでしょうか。デイサービスの介護スタッフの仕事内容と必要なスキルや適性について解説します。

デイサービス(通所介護)とは

デイサービスとは、自宅に住んでいる要介護認定を受けた高齢者を対象に、日帰りで食事や入浴、レクリエーション、機能訓練などを提供する介護サービスです。

デイサービスの主な目的は、利用者の社会的孤立感やストレスの解消、心身の機能の維持、家族の介護負担軽減などです。サービスを提供しているのは、デイサービスセンターや特別養護老人ホームなどの事業所です。

デイサービスを利用できるのは要支援・要介護認定を受けている人です。具体的には「要支援1~2」「要介護1~5」の65歳以上の高齢者が対象です。ただし、64歳以下でも、特定疾病を抱えている人の場合は要介護認定の申請ができます。

なお、デイサービスに似た言葉にデイケア(通所リハビリテーション)があります。デイケアは病状が安定している要介護者を対象に、リハビリを中心としたサービスを行うものです。デイサービス同様、食事や入浴の介護も行いますが、主に理学療法、作業療法、言語聴覚療法といった医療関連のサービスが提供されます。

デイサービスの仕事内容

デイサービスは基本的に日中の決められた時間帯にのみサービスを行います。そのため夜勤はありません。朝、介護スタッフが担当する仕事内容は主に次のようなものになります。

送迎

自宅に住む高齢者が対象なので、朝、送迎車で利用者を迎えに行き、夕方には家まで送り届けます。介護スタッフは車の乗り降りのサポートなどをします。車は施設所有のワンボックスカーが多いでしょう。運転は専門のドライバーが担当する場合もありますが、施設によっては介護職員に普通免許が必要なこともあります。

入浴介助

入浴を希望する利用者を対象に、入浴介助をします。デイサービスでは午前に1回行うのが一般的です。入浴前に体温、脈拍などを測って健康状態をチェックします。その後、脱衣、洗髪、洗身入浴、拭き取り、着衣などを進めていきます。

食事介助

正午頃になると昼食があり、午前中や午後におやつの時間も設けられています。自力で摂食できない人にはマンツーマンで食事介助を行います。自分で食べられる人の場合も、見守りは欠かせません。

トイレ誘導・排泄介助

利用者の状態によってトイレ誘導や排泄介助をします。デイサービスは比較的介護度の低い利用者が多いものの、利用者によっては拭き取りやおむつ交換などの排泄介助が必要になるケースもあります。

レクリエーション

日替わりでゲームや体操、脳トレ、歌などのレクリエーションを企画し、準備や進行を行います。遊びというだけでなく、レクリエーションにも心身機能の向上や利用者同士、介護スタッフとの交流、生きがいの創出などを目的とした重要な役割があります。

デイサービスで働くのに向いている人


デイサービスで介護の仕事を担当する人は介護職員と呼ばれます。また、介護職員をサポートする介護助手職として働く人もいます。

人と話したり世話をしたりすることが好きで、気配りができる人であればデイサービスの適性があるといえます。レクリエーションの企画などを考えることが好きな人、みんなを楽しませることが好きな人も適性があるでしょう。

必要なのはコミュニケーション能力、気配り、観察力、協調性などです。介護に興味があるという人も歓迎されます。一般的な介護職と違って夜勤が基本的になく、仕事内容もそれほどハードではないので、多くの人が挑戦しやすい仕事といえます。

デイサービスに必要な資格やスキル

デイサービスの場合、食事介助、入浴介助、排泄介助など直接身体に触れる「身体介護」であっても、介護系の資格はとくに必要ではありません。身体介護は、要介護者の自宅に出向いて介護や生活援助を行う訪問介護の場合は資格が必要ですが、施設で行う場合は資格の有無を問われないからです。そのため資格よりも上述した適性や意欲のほうが重要視されます。

ただし、介護職の入門的な資格である介護職員初任者研修を修了していれば身体介護などについての基本的知識が身につき、仕事の幅が広がるでしょう。最初は無資格からデイサービスの仕事を始めて、スキルを身につけつつ、資格も取ればキャリアアップの道も開けていきます。介護職員初任者研修は最短14日間~3、4ヶ月程度で取得できるので、気軽に挑戦することができるはずです。

また、デイサービスには介護職員のほかに、利用契約の手続きや利用者・家族からの相談などを受け付ける生活相談員、機能訓練を行う機能訓練指導員、看護職員などが働いています。経験を積み、必要な資格を取得すれば、これらの仕事に挑戦することも可能です。

デイサービスの仕事は無資格から始められて、現場での経験を通してスキルを上げていくことができます。介護職について知るのにおすすめの仕事なので、まずはパートやアルバイトでやってみるという人もたくさんいます。介護業界で働いてみたいと思う人は、デイサービスの求人を探すことから始めてみてはいかがでしょうか。

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