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看護師の基礎知識

看護師になるにはどうすればいい? 仕事内容もご紹介

看護師になるにはどうすればいい? 仕事内容もご紹介

「看護師として働きたい」と思ったら、具体的に何から始めればよいのでしょうか。看護師になるには、看護師免許を取得する必要があります。では、その方法はというと、ひとつではありません。いくつかのルートがあります。そのルートや看護師の仕事内容、免許取得後の就職に関することも含め、看護師として働きたい人に向けての情報をお伝えします。

看護師になるにはどうすればいい?

看護師は、国家資格です。看護師になるには、看護師国家試験に合格して免許を取得することが絶対条件といえます。

ちなみに、看護師国家試験は、いつでも誰でも受けられるというわけではありません。文部科学大臣が指定する学校、もしくは厚生労働大臣が指定する看護師養成所で学び、卒業が決まってはじめて受験資格を得ることができます。そのルートは、次の通りです。

ひとつは、高校を卒業した後、看護大学、看護短期大学、看護専門学校や看護師養成所に入学するというルート。3年、もしくは4年をかけて、専門的な知識を身につけます。

もうひとつは、中学を卒業した後、看護師養成課程を設置する高校に入学して、5年一貫の教育を受けるというルートです。

いずれも、規定のカリキュラムをこなしてはじめて、国家試験の受験資格を得ることができます。

参考までに、看護師国家試験が実施されるのは、年に1回です。11月~12月ごろに願書を提出し、翌年の2月が試験日となっています。

出題は「必修問題」「一般問題」「状況設定問題」に分かれ、午前に2時間40分、午後に2時間40分、トータル5時間20分の試験時間です。合格者が発表されるのは、3月。合格率は年によって若干の変動はあるものの、おおむね90%前後となっています。

看護師の就職先は? 就職率は高い?

ところで、看護師としての就職先には、どのようなところがあるのでしょうか。就職率にも触れながら、見ていきましょう。

就職先としていちばん多いのは、病院やクリニックなどの医療機関です。常に看護師が必要とされている現場ですし、看護師の役割から考えても当然といってよいでしょう。

しかし、看護師の就職先は、医療機関だけではありません。老人福祉施設、児童福祉施設、障害者のための福祉施設、保健所、保育園、企業の健康管理室や養護室など、多岐に渡ります。
このうち、看護師のニーズが高まっているのが、老人福祉施設です。高齢化社会にともない、施設数が増えているという背景もあります。

老人福祉施設の種類は、「特別養護老人ホーム」「グループホーム」「老人デイサービスセンター」など。いくつかのタイプに分けられ、それぞれに特徴があります。看護師の配置が義務づけられている施設もあるので、就職先を探すときにはチェックしてみてください。

次に、就職率を見てみましょう。

日本医師会が2021年に発表したデータによると、学校を卒業して看護師の資格を取った人の約95%が、看護師の仕事に就いています。卒業生の中には、さらに上の学校に進む人もいますし、違う道を選ぶ人もいるということを差し引いても、高い就職率を誇るといって差し支えないでしょう。

参考までに2021年の看護師の有効求人倍率は、2%超でした。全産業の倍率が約1%であったことをふまえると高い数値ですし、看護師の場合、間違いなく求職者よりも求人数のほうが多いことがわかります。

看護師の仕事内容

看護師の仕事内容については、なんとなくはわかるものの、詳しいこととなるとよくわからないという人もいるのではないでしょうか。

実際の業務は就職先や配属によって異なりますし、非常に多岐に渡りますが、おもな仕事について確認しておきましょう。

実は看護師の仕事内容は、「保健師助産師看護師法」という法律に定められています。傷病した人や出産した人の「療養上の世話」や「診療の補助」を行う者というのが、看護師の位置づけです。

療養上の世話については、必要とされるケアや経過観察のほか、生活指導などが含まれます。

「診療の補助」は、医療機関において、診察、検査、治療を行う医師のサポートをすること。体温や血圧の測定、採血や注射、ケガの処置など、幅広い医療業務に携わります。手術や救急対応など、高度な技術が求められる現場での仕事も、看護師ならではです。

介護施設や福祉施設の仕事は、「診療の補助」よりも「療養上の世話」がメインとなります。もちろんケガや病気の応急手当、場合によっては痰の吸引といった医療行為に携わることもありますが、技術を必要とする専門的な治療については、病院やクリニックと連携をはかることが基本です。

看護師のやりがい

病気やケガでつらい思いをしている人を助ける、命を救うなど、看護師の仕事には大きな責任がともないます。

しかし、回復した患者さんからの感謝の言葉や笑顔をもらい、誰かの役に立っているという実感や喜びが得られる――これは、経験した人にしか感じることができない、大きなやりがいです。

看護師になるにはどうすればいいかについて、お伝えしました。看護師免許の取得、そのための第一歩は、国家試験の受験資格が得られる学校に入学して学ぶことです。4年制大学、短期大学、専門学校など、ご自身の性格や状況に合わせて学校を選んでみてください。看護師の資格は、一生モノです。ぜひ、取得して、看護師として活躍しませんか?

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