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介護士の就職・転職方法

無資格でも介護職はできる? できることとできないこと

無資格でも介護職はできる? できることとできないこと

介護職には「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」、「介護福祉士」といった専門的な知識やスキルを持っていることを示す資格があります。そのためこれらの資格を持っていないと介護の仕事ができないと思われがちですが、実はそうではありません。無資格でも介護職に就くことや、実際に介護の仕事に携わることは可能です。今回は無資格でもできること、できないことについて解説します。

無資格でも介護職に就くことはできる?

結論からいえば、無資格でも介護の仕事に就くことはできます。とくに老人ホームやデイサービスセンターなどの介護施設内で働く場合は、無資格でもできる仕事がたくさんあります。

そもそも介護職の仕事内容は、所持、入浴、衣類の着脱、体位変換、服薬など直接高齢者に触れて行う「身体介護」と、食事の支度、掃除、洗濯、買い物、薬の受け取りなどを行う「生活援助」の2種類に分けられます。

施設内で介護サービスの利用者を相手にするときは、この身体介護と生活援助のどちらも無資格で行うことができます。ただし、実際に仕事をするうえでは、身体介護に関しては知識やスキルが必要なので、最低でも「介護職員初任者研修」の資格を有している人が行うことが望ましく、未経験・無資格の場合はサポートに回ることが多くなります。事業所によっては専門的な仕事を行う介護職員を手伝う、介護助手や介護補助という職種を設けているところもあり、無資格の場合はこうした補助的な仕事に回ることが多いはずです。

一方、施設ではなく、利用者の自宅に行って介護サービスを提供する訪問介護の場合は、無資格では介護の仕事に就くことはできません。訪問介護事業所でホームヘルパーとして働くには、生活援助と身体介護の両方を行うことができる介護職員初任者研修の資格が必要です。生活援助を行うにも介護職員初任者研修の資格取得が必要となります。ただし、有資格者の人材確保が難しいといった事情から、生活援助を専門に行う人材を確保するために「生活援助従事者研修」という資格が2018年に創設されています。

介護に関する資格が無い場合の給料目安

無資格でもできる仕事は多くありますが、給与は有資格者よりも低くなるのが一般的です。介護職の入門的な資格である介護職員初任者研修を取得しているか、無資格かで比べても、月給で2~3万円程度の差が出るところが多いでしょう。

そのため、もし今後給料アップを望むのであれば、働きながら実務経験を積み、資格取得を目指すのがおすすめです。比較的に取得しやすい介護職員初任者研修を修了していれば身体介護などについての基本的知識が身につき、仕事の幅も広がります。最初は無資格で仕事を始めて、徐々にスキルや知識を身につけていき、資格も取得すればキャリアアップの道も開けていきます。介護職員初任者研修は最短14日間~3、4ヶ月程度で取得できます。

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介護の資格が無い場合でもできる仕事


無資格でも問題なくできる介護関連の仕事内容にはどのようなものがあるのか、改めて見てみましょう。下記に挙げる業務は無資格の求人も多く、介護職員初任者研修などの資格がなくても問題なく携われます。ここに入っていない身体に直接触れる介護業務は介護施設内であればできますが、有資格者のサポート役として関わるのが一般的です。

生活援助

介護施設内で、利用者の部屋や身の回りの掃除、ベッドメイキング、食事の支度・配膳、洗濯、必要な物品の買い物などを行うのが生活援助です。生活援助は基本的に無資格でできます。

送迎業務

デイサービスなどでは、利用者様をワンボックスカーで送り届ける業務があります。利用者様の乗り降りのサポートをする仕事は無資格でも携わることができます。ただし、運転を担当する場合は当然ながら普通免許が必要です。

事務作業

介護施設の事務でメインの仕事となるのは受付業務と介護報酬請求業務です。介護報酬請求業務は介護保険についての専門知識が求められますが、資格がなくても仕事をすることが可能です。ただし、介護報酬請求業務や介護事務関連の資格を取得していれば知識が身につき、就職などでも優遇されるでしょう。

ほかにも介護施設では通常の経理処理、職員の給与計算業務などの事務業務もあります。これらも介護の資格はいりませんが、それぞれ経理や労務など別の専門知識が必要になります。

介護職には無資格でも、未経験でもできる仕事がたくさんあります。介護業界は慢性的な人材不足であることから、資格を持っていなくても意欲のある人であれば多くの介護施設で歓迎されるはずです。

ただ一方で、介護職員初任者研修などの資格を持っていれば優遇され、関われる仕事の幅が広がることも確かです。そこで最初は無資格でもできる仕事からスタートし、仕事に慣れてきたら介護関連の資格を取るという方法がおすすめです。そうすれば、まず現場の雰囲気を体験してみることができます。介護の仕事に関心があるなら、まだ資格を持っていなくても、臆することなく挑戦してみてはいかがでしょうか。

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