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保育士の就職・転職方法

実際どう? 男性保育士になるメリット

実際どう? 男性保育士になるメリット

かつては女性保育士しか在籍していなかった保育施設において、男性保育士を見かける機会が増えてきました。実際、男性保育士の需要は高いとされ、資格を目指す人も増えています。しかし、いざ働くとなると、メリットはあるのかなど不安や心配も多いことでしょう。
この記事では、そんな不安と心配をしっかり解消できるよう、男性保育士として働くメリットについてお伝えします。

男性保育士は現在どれくらいいるの?

まず、実際に仕事に就いている男性保育士はどのくらいいるのかについて確認しておきましょう。

厚生労働省が実施している『賃金構造基本統計調査』の2020年調査(発表は2021年)によると、全国で調査対象となった男性保育士の人数は、勤務年数に関わらず約1万4900人でした。同調査における女性保育士の人数は、約25万1760人となっています。トータルすると保育士の合計は26万6660人になりますから、男性保育士の割合を計算すると、全体の約5.6%ほどです。

この数字だけ見ると、男性保育士の人数は1割に満たないということになりますが、2013年に実施された調査では、男性保育士の人数は約9500人と、1万人を切っていました。しかし、現在では1万5000人に迫る人々が男性保育士として勤務しています。確実に働く人数は増えていると考えて差し支えないでしょう。

男性保育士はどのような場面で需要がある?


需要が高まっている男性保育士ですが、では現実的にどのような場面でニーズがあるのでしょうか。具体的に見ていくことにしましょう。

まず挙げられるのが、防犯など、安全対策においてです。

近年の社会情勢を振り返ると、保育園や幼稚園、小学校など子どもたちが日中を過ごす場所への不審者の侵入、犯罪などが問題となっています。頻繁に起こっているわけではありませんがゼロというわけではありませんし、全国ニュースに載らない事例もあるはず。いつどこで何が起こるかわからないという昨今です。子どもたちの安全を守るためには、対策が必要不可欠となっています。

そういった状況において、やはり男性の存在は大きいもの。男性保育士が常勤しているという事実だけでも侵入防止の効果は上がりますし、女性に比べると力のある男性がいることは、園児のみならず同僚の保育士にとっても大きな安心につながります。

力や体力を発揮できるのは、防犯だけではありません。保育の仕事は体力勝負といわれる世界。活動に必要な道具の準備や片づけ、抱っこ、子どもたちとの遊びなど、体を使う場面は多々あります。そのほか、発注していた絵本や備品がまとまって届くなど、重たい荷物を処理しなければならないことも。

もちろん、力仕事のすべてを男性保育士が担えばいいというわけではありません。女性保育士と協力することは前提として、女性が多い職場だからこそ、男性の力が求められているし、感謝されるといえます。

また、屋外での活動を実施するにあたっては、男性保育士がいると物事がスムーズに運ぶというケースもあります。例えば、男の子のトイレ。公共のトイレを利用するとなると、女性保育士が男性用トイレの中まで入っていくことには、本人はもちろん、ほかの利用者から抵抗を受けることもあるはずです。そうかといって、男の子の場合、女性用トイレの利用をいやがることもあります。こういった場面の対応は、男性保育士だからこそできることです。

もうひとつ挙げると、昨今の家庭環境の変化も、男性保育士が求められている理由のひとつと言ってよいのではないでしょうか。母子家庭のみならず、父子家庭も含め、シングル家庭で育つ子どもが増えているという社会状況では、母子家庭の子どもにとって男性保育士は父親やお兄さんのような存在、父子家庭では父親にとって話しかけたり相談したりしやすい存在となるからです。

男性が保育士の仕事をするメリット

男性保育士が増えていることも、需要があることもわかりました。では、仕事をするメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。

需要と重なる面も多いのですが、女性が持っていない視点や特性を生かして保育ができるため、とてもやりがいがあります。どんな仕事もそうですが、やりがいが感じられるということは、働くうえでの大きなメリットです。

保育士でいうと、元気いっぱいの子どもたちの相手をしたりダイナミックに体を動かして遊んだりすることで、子どもたちに満足感を与えることができます。男の子のトイレの介助やトイレトレーニングも、やはり同性である男性のほうがサポートするには適任です。

女性だけの職場はギスギスした空気にもなりやすいのですが、そういったムードを緩和できるのも男性の存在。そもそも、ニーズがあるということは、必要とされているということ。そういった職場で働けること自体をメリットとしてとらえることもできるのではないでしょうか。

お伝えしたように、男性保育士は需要がありますし、メリットもあります。女性優位の職場ではあるものの、だからこそ男性保育士の存在に価値が見いだされるという側面も。子どもが好き、保育に興味があるというのであれば、ぜひ男性保育士を目指してみませんか? きっとやりがいを見つけられるはずです。

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