「扶養内で働きたいけど、派遣って大丈夫?」「103万と130万、どっちを意識すればいいの?」
保育士派遣で働く方の多くが悩むテーマです。
結論:保育士派遣でも扶養内勤務は可能です。
ただし、“税金の壁”と“社会保険の壁”を正しく理解することが重要です。この記事では制度の基本から具体的な働き方まで、実務レベルで解説します。
扶養内とは?まず結論
扶養内には大きく2種類あります。
- 税法上の扶養(103万円)
- 社会保険上の扶養(130万円)
この2つを混同すると、思わぬ損につながります。
103万円の壁とは(税金)
年間給与が103万円以下なら、
- 本人の所得税がかからない
- 配偶者控除の対象になる可能性がある
月換算:約85,000円
時給1,500円の場合:
1,500円 × 8時間 × 7日 = 約84,000円
→ 月7日勤務が目安です。
130万円の壁とは(社会保険)
年収130万円を超えると、配偶者の扶養から外れ、自分で社会保険加入義務が発生する可能性があります。
月換算:約108,000円
時給1,500円なら約9日勤務で到達します。
106万円の壁とは?
一定条件(従業員数・労働時間など)を満たす場合、106万円超で社会保険加入対象になることがあります。
派遣の場合は、派遣会社の規模で判断されるため注意が必要です。

ブレイブ登録者ケース
ケース①(30代・子育て中)
時給1,600円/月6〜7日勤務/年収約95万円 → 扶養内維持
ケース②(40代・扶養ギリギリ)
月9日勤務 → 130万円目前で調整し扶養維持
扶養内で失敗するパターン
- 繁忙期に入りすぎる
- 年末に調整できない
- 交通費込みで計算していない
- 年間見込みを把握していない
扶養内で働くメリット・デメリット
メリット
- 家庭と両立しやすい
- 税負担を抑えられる
- 心理的負担が軽い
デメリット
- 収入が増えにくい
- 将来の年金額が少なくなる
- 社会保険未加入の不安
扶養内と時給アップは両立できる?
可能です。勤務日数を抑えつつ、時給を上げる戦略が有効です。
月収目安早見表(1日8時間勤務)
| 時給 | 月8日 | 月9日 | 月12日 |
|---|---|---|---|
| 1,400円 | 約89,600円 | 約100,800円 | 約134,400円 |
| 1,500円 | 約96,000円 | 約108,000円 | 約144,000円 |
| 1,600円 | 約102,400円 | 約115,200円 | 約153,600円 |
年間見込み計算式:
時給 × 8時間 × 月勤務日数 × 12か月
セルフ診断チェックシート
扶養内が向いている人
□ 子どもが小さい□ 月8日以内勤務希望
□ 年収100万円前後で十分
□ 家庭優先
□ 将来年金より今の負担軽減重視
扶養外が向いている人
□ 週4日以上働ける□ 時給1,600円以上希望
□ 将来の年金を増やしたい
□ 社会保険加入希望
□ 年収150万円以上目標

よくあるご質問(Q&A)
Q1. 扶養内でも社会保険加入になることはありますか?
A1. はい。106万円の壁に該当する場合、社会保険加入対象になる可能性があります。派遣会社基準で判断されます。
Q2. 130万円を少し超えたら?
A2. 原則扶養から外れ、自分で社会保険加入となります。負担額と将来年金増加分を比較しましょう。
Q3. 扶養を外れた方が得になることは?
A3. 年金増加、傷病手当金・出産手当金対象などのメリットがあります。
Q4. 年途中で超えそうなら?
A4. 早めに年間見込みを計算し、勤務日数を調整しましょう。派遣会社へ相談することが重要です。
まとめ
保育士派遣は扶養内勤務が可能です。重要なのは、103万円と130万円の違いを理解し、月収管理を行い、早めに派遣会社へ相談することです。
ブレイブでは、扶養内希望の方にも柔軟な求人をご紹介しています。
関連リンク
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- 【保育士】マイナビグループの医療福祉派遣
- 厚生労働省:職業情報提供サイト(job tag)
執筆・監修
ブレイブ コラム編集室
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