介護士の派遣・転職 お仕事内容
介護職の働き先は、介護施設から訪問介護、さらに医療機関にも広がりをみせております。
介護福祉士の資格を保有している場合は、介護に関わる全ての仕事に携わることが可能です。
「介護福祉士実務者研修(旧ヘルパー1級)」や「介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)」の場合、主に食事の準備や掃除など比較的簡単な仕事内容になり、専門的な知識や技術を要する入浴や排泄の補助、メンタルケアなど仕事は一部制限されます。
介護福祉士、介護福祉士実務者研修、介護職員初任者研修が働く職場は、介護施設、利用者の自宅などさまざまです。
また同じ仕事であっても場所によりその内容は異なります。「介護を必要とする方に寄り添うこと」や「業務を通じて知り得た家族の秘密を守ること」なども求められます。
今後も介護の仕事でキャリアを積みたいと考えている場合は、専門的な資格を取得することで、資格手当が給与にプラスされることもあり、資格に応じて就けるポジションも変わり、プロフェッショナルを目指すことが可能です。
「介護職員初任者研修」は介護の基礎知識・スキルがあることを証明する入門資格です。初任者研修資格を取得すると採用時に有利になったり、給与の面で優遇される場合があります。 最短で1か月という短期間で取得できます、これから介護職を目指す方におすすめです。「介護福祉士実務者研修」は、介護職員初任者研修の上位になる資格です。「実務者研修」を取得することでサービス提供責任者として働くことができます、他にも医療的ケア、たん吸引など、より実践的なスキルが習得できます。「介護福祉士」は介護職の中で唯一の国家資格。業務内容は、身体介護(食事、排泄、衣類の着脱、移動、衛生管理など)・生活サポート(炊事、洗濯、掃除、買い出しなど) ・介護を必要とする方と家族を含めたサポート ・社会的活動支援(要介護者、家族、近隣住民間の対人関係の構築)、チームマネージメント(タスクの管理、後輩への指導、チーム士気の向上など)など多岐に渡ります。介護福祉士の資格があると、現場の責任者になったり介護の指導をしたりすることが可能です。さらにステップアップしてケアマネージャーになると、介護を必要とする方が介護保険のサービスを受ける際に、ケアプランを作成したり、介護給付費の管理をしたりすることも行えるようになります。近年は男性の介護士も増加傾向にあり、その背景としては、介護職の専門学校が増えたことが挙げられます。資格を取得することで選べる仕事の幅が広がり、男性も介護士を目指しやすくなったと言えるでしょう。また、介護の現場ではタフさを求められることもあり、男性の介護士が歓迎されている傾向があるようです。
老人ホームでのお仕事
有料老人ホームでの介護のお仕事は、ご入居者の介護・生活支援が中心となります。具体的には、ご入居者の見守り、食事介助、身体介助、入浴介助が主な業務です。一人ひとりのご入居者に合わせたきめ細やかなサービスが求められます。また、入居者が楽しめるようなレクリエーションの企画や運営、事務作業などが仕事内容に含まれる施設もあります。勤務シフトは、日中帯のシフト(早番・日勤・遅番)に加え、多くの施設では夜勤シフトが組まれているケースもあり、施設規模にもよりますが、多数のメンバーで各フロアを担当します。 業務は、介護技術を活かしながらも接遇・おもてなしの心をもちつつ、多くの職種と協力しながら行います。介護職員と看護師では具体的な仕事内容は異なるものの、それぞれの入居者に合わせた対応が必要という点は共通しています。また、連携して仕事を行わなければならないので、互いの立場や担当業務をしっかりと理解することが大切です。
デイサービスでのお仕事
主に日中の時間帯に、食事や入浴、機能訓練を行うのがデイサービス。利用者は自宅で生活する高齢者です。そのため、送迎も業務に含まれる場合があります。 まず、朝、自宅に利用者を迎えに行き、荷物とともに送迎車に乗ってもらいます。その介助も業務に含まれます。 そして、デイサービス内では食事や排せつの介助のほか、入浴設備があるデイサービスでは、入浴介助も行います。決められた時間内で、食事と入浴のほかレクリエーションなども行うので、仕事にはテンポが求められます。それと同時に、利用者の安全に配慮する必要があります。時には外出をすることもあり、移動の支援も業務に含まれます。多くのデイでは、介護職が持ち回りなどでレクリエーション担当を決め、その介護士が中心になって企画・運営することが多いようです。利用者の身体状況や好みなどを把握しながら、適切なレクリエーションを考えて実施することが、介護士の仕事の中でも大きなウェイトを占めます。 定番レクリエーションといえば折り紙、絵手紙などの手作業や、体操やカラオケ、マージャンなど。ほかにも、園芸をしたり、地域交流イベントをしたり、軽作業で収入を得られたりと、施設ごとに多彩なレクリエーションがあります。その際に、機能訓練も加味されたものを要求されることがあり、医療や理学療法などの知識も深めていくと、仕事内容も深まります。
訪問介護でのお仕事
ご利用者のご自宅に訪問し、生活の介護や身体介護をおこないます。具体的には、料理や掃除・洗濯などの家事全般から日用品の買い出し、そして食事や入浴・排泄などの各種身体介助などが中心となります。一日に複数のご自宅に訪問します。訪問介護は、ケアマネジャーが毎月作成するケアプランをもとに実施。訪問時の利用者の状況や実際におこなった介助業務などを記録し、ケアマネジャーに報告するのも訪問ヘルパーの重要な業務のひとつです。介護保険法に基づいて訪問介護を提供する者として、この場合の介護士はホームヘルパーとも呼ばれます。多くの施設において医師は不在で、ほとんどの施設は、看護師はひとりでの勤務になります。訪問介護は、介護系の資格をお持ちでない方や実務経験がない方でもチャレンジできるお仕事。訪問介護事業所の中には資格取得支援制度を設けているところもあるため、働きながら資格取得講座に通うことも可能です。「介護の分野に進みたい」、「週に一日・短い時間で働きたい」という方にオススメの職場です。地域に密着した仕事は、ご自身の自宅近くで社会貢献できるという意味で、とてもやりがいのある仕事です。
介護士の仕事は、要介護者が自立して生活できるように見守ることも大切です。いろいろな事ができるようになりたいと努力されている姿が見えたときや、落ち込み気味の方が元気になっていく様子を見たときなどは、自分のことのように喜びを感じることもあるでしょう。高齢者と過ごす時間は、想像以上に尊いものです。ケアが行き届いていないときなどに、「申し訳ありません」と謝ると、にっこりして「いいのよ」とおっしゃっていただけることもあります。また、 排せつケアのときなどは、本当にすまなそうに、「ごめんね、大変な思いをさせて」と言ってくれることも。長い人生の中で、みなさんがさまざまな経験をされています、利用者の方々からお話を聞いて、どのような経験をされたのか、さらには趣味や、関心があることを知り、利用者の方々の人生観を知ることで自分自身の見聞を広めていくきっかけにもなります。さらに、介護の業界も技術や知識が日々新しいものとなっていきます、カンファレンスや講演会で学ぶ機会も多くあるでしょう。 たくさんの人と繋がる介護福祉士だからこそ、日々のスキルアップを実感することでしょう。
08:30 /
出勤・ミーティング、当日の利用者さんの情報の確認、準備などを行います。
09:00 /
利用者さんのお迎え、お迎え時には、いつもと変わりがないか確認します。
10:00 /
バイタル測定、来所したら、体温や血圧などを測定し、健康状態の確認を行います。
10:30 /
利用者さんの状態に合わせて入浴介助や、レクリエーション(趣味活動等)を行います。
11:00 /
機能訓練や個別レク、手芸などのアクティビティなどを提供します。
12:00 /
昼食 昼食前には嚥下体操を行います。食事の配膳を行い、介助が必要な人には食事介助を行います。 食事が済んだら下膳を行い、歯磨きなどの口腔ケアをうながしたり、トイレへの声掛けをします。
13:00 /
休憩・個別対応 食後に休憩が必要な利用者さんには、ベッドへ誘導を行います。 あるいは他の利用者さんや職員とコミュニケーションを取ったり、テレビを見るなどのんびりとした時間を過ごします。
14:00 /
集団レクリエーション、複数の職員と協力してレクリエーションを行います。 集団レクリエーションを好まれない利用者さんには、介護士が個別で対応します。
15:00 /
おやつを提供 ご利用者さんにおやつを提供します。食事の時と同様に、一人で食べることが難しい利用者さんには介助を行います。
16:00 /
利用者さんをご自宅に送る 利用者さんをご自宅まで送ります。
17:00 /
カルテ記入や掃除、次の日の準備 事業所に戻ってきたら、掃除や片付けを行います。当日の利用者さんのカルテにバイタルやその日の様子を記入します。
17:30 /
業務終了。