履歴書って具体的にどんなことを書けばいいの?
採用担当者はどんなところを見ているの?など履歴書でお悩みのみなさん!
ここでは、履歴書の記入方法について解説していきます。
そもそも履歴書ってなに?
履歴書はあなたのこれまでのプロフィールです。
自身のプロフィール内容を氏名・住所・学歴・職歴・資格など、簡潔に記載し、まとめたものです。
※今までどんな職務を経験してきたのかは職経経歴書に記載します。
1.日付
履歴書を作成した日ではなく、提出する日付を記載します。
2.氏名・フリガナ
氏名は大きく、丁寧に書きます。
フリガナ(ふりがな)は使用する履歴書の表記に従って下さい。
3.証明写真
サイズは横3cm×縦4cmで、3ヶ月以内に撮影をした証明写真を使用します。
プリクラ等の使用はNGです。
正面からのアングルで、背景色は白・青・グレーが好ましいです。
ジャケットを着用し、男性の場合はネクタイも必ず着用します。
前髪が目にかからないようにし、表情は明るくほんの少しほほえむことで好印象に繋がります。
過度な化粧は控え、清潔感を大事にしましょう。
万が一剥がれた時のことを考え、写真裏に名前を記載しておきましょう。
4.現住所
都道府県名からマンション名、何号室かまで省略せずに記載します。
5.TEL・携帯電話・メールアドレス
TEL欄は自宅の固定電話を、携帯欄には携帯番号を記載します。
メールアドレスを記載する際は、「-」と「_」、「0」と「o」など似ている表記の
ものはハッキリ記載します。
6.学歴・職歴
原則、最終学歴の1つ前の学歴から記載していきます。
西暦・元号の決まりはありませんが、履歴書全体で表記を統一しましょう。
学校名・会社名は略さず正式名称で書きます。(×高校、×(株)など)
職歴を書く際は時系列順に、正確に記載していきます。
年数がズレている、事実と違うということがないよう注意しましょう。
応募職種に関する職務経験があれば強調して記載しアピールに繋げます。
7.免許・資格
免許、資格の順に正式名称を記載します。
取得した時期の古いものから並べますが、あまりにも仕事と関連のないものや級位の高くないものは書かない方が無難です。
また、取得した免許や資格が多い場合は業務に関連する資格に絞って記載しましょう。
8.志望動機・自己PR・本人希望欄
志望動機は抽象的な理由は避け、なぜ貴社に応募したのかを明確に分かりやすく記載します。採用担当者はなぜ他の会社ではなく我が社に応募したのだろうという理由が知りたいのです。
応募企業が求めているニーズを踏まえ理解した上で、過去の職務内容で応募企業に活かせることがあれば、関連付けて記載していきます。
前職の退職理由に触れる際は愚痴にならないよう、前向きな表現にするよう心がけましょう。
本人希望欄には職種や待遇面の希望を記載しますが、待遇は原則「貴社規定に従います」と記載しましょう。
1.本人希望や自己PRを丁寧に書く
履歴書は学歴や職歴のように決まったことを書く欄が大半ですが、本人希望覧や自己PR覧は自由に書ける数少ない項目ですので、人事担当者も気にしてよく見ているポイントのひとつです。
本人希望
希望する雇用形態や勤務時間、勤務地などがあれば記入しますが、書類選考の通過を優先する場合には「貴社規程に従います。」と記入し、面接で細かい条件をすり合わせるテクニックなども効果的です。ただし面接時に先方の規定と大きく異なる希望を伝えるのは失礼にあたりますので、先方の規定に従う前提を崩さないようにしましょう。
また、希望条件を書く場合にも細かく書きすぎるとスペースが足りなかったり分かりにくくなったりしますので、概要だけ記入し細かい部分は面接で詰めていきましょう。
また、給与について希望を書いてしまう方も多くいらっしゃいまが、希望給を高く書きすぎて書類選考で落とされてしまうのはもったいないので、給与は原則として面接で話した方がいいでしょう。
自己PR
自己PRを書くのが苦手な方は多くいらっしゃいます。
やはり自分のことを良く見せようとすると照れが出ることが原因のようです。
ですので、見方を変えて
自分のPRを書くのではなく、自分を採用するメリットを書く
と考えると書きやすくなりますし、先方の受けもいいのでお勧めです。
例)
A:私は親切で気遣いができて優しい人間です。
↓
B:私は入居者さんに対する親切心があり、広いフロアでも一人一人に目配りと気遣いができ、入居者さんや一緒に働くメンバーなど相手の立場に立って物事を考える習慣があります。
いかがでしょうか?
AとBは同じことを言っていますが、自分の強みを働いてるシーンでどのように活かすことができるかを書くことで照れずに具体的に書くことができるようになります。
まとめると、自己PRは照れずに書く、職場でのシーンをイメージしながら書く、この2つがポイントです。
2.志望動機は「その施設で働きたい理由」を書く
志望動機の書き方のポイントの前に、志望動機で書いてはいけないことを確認しましょう。
・家が近い。
・給料が高い。
・休みが多い。
・夜勤が無い。
・制度が充実している。
・今の仕事が嫌だから。
これらの志望動機はどれも自分目線で書かれていたり、後ろ向きな理由だったりします。
志望動機とはいっても、相手目線で考えて「その会社で働きたい理由」を書く必要があるので、条件面での志望動機や前職の悪口は書かないように気を付けましょう。
志望動機に書くべきポイントは、
A応募する施設のどこに魅力を感じたのか。
B数ある施設の中からその施設を選んだ理由。
この2つがポイントです。
AもBも、応募する施設のことを調べないと書けない内容です。
実はここにポイントがあって、人事担当者はどれだけ自社のことを調べてから応募しているかを見ています。
転職や就職といった大きな転機に、ちゃんと下調べをして準備を整えて挑んでいるのかを見ているんですね。
下調べをしていなかったり、ザツだったりするとすぐに見抜かれてしまいます。
また、上のAとBを抑えた上で、更に新しい職場で「Cやりたいことや、どのように成長していくか」を書くと高く評価される傾向にあります。
これらを踏まえた、オススメの志望動機の構成と例文を作りましたのでご覧ください。
A応募する施設のどこに魅力を感じたのか。
貴社を志望したのは、嚥下障害の予防に積極的に取り組み、誤嚥性肺炎のリスクを抑えながら嚥下機能の維持向上に努めていることをホームページで知ったからです。
B数ある施設の中からその施設を選んだ理由。
私は以前より胃ろうを入れた入居者さんが活力を失っていく様子を悔しい思いで見てきましたが、貴社ではその思いを前向きなエネルギーに変えることができると感じました。
Cやりたいことや、どのように成長していくか
もしご採用いただけた場合には、セミナーや研修への参加はもちろんのこと、諸先輩方の介助を見て学んで一日も早く入居者さんのお役に立てるよう頑張っていきます。